危機的な日本のスポーツ界の体質

ボクシング連盟会長の問題は日本の社会の暗部を象徴している気がします。まず、反社会的勢力との関係ですが、かつてバブルの頃は一流企業の銀行や証券会社の反社会的勢力に対する利益供与が問題になりました。それ以外の企業でも株主総会での、いわゆる総会屋との関係も問題になりました。

しかし、ここ数年で企業のガバナンスや倫理コードが徹底されるようになり、反社会的勢力の一掃が行われるようになりましたが、一般社会では、まだ関係が断ち切れない部分があるようです。芸能、スポーツ界でも、いわゆる「けつ持ち」という「毒を持って毒を制する」目的で反社会的勢力をボディガードとして利用して興行している側面も問題になりました。

スポーツ界は、そうした勢力と関係を断ち切らないといけません。次に、一部の独裁的な権力が集中している事によって、組織が私物化されている疑いがある問題です。責任者含めて役員の定期的入れ替えがないことで、意思決定のプロセスがブラックボックス化し易いようです。民主的な運営が当然ですが、求められます。

最後に、ことスポーツにあっては、最近、アスリートファーストと言う言葉が持てはやされていますが、日本のスポーツ界は旧来は学校や企業主体で、宣伝効果を重視することで勝利至上主義に走り、上意下達の指導者絶対優位の服従を強いる組織風土が相変わらず跋扈していることです。

このままでは世界に向けて恥ずかしくて東京オリンピックを迎えることは、出来ないと思いますので、スポーツ界は自浄作用を発揮して欲しいです。